お金の教育は使い方、投資、稼ぎ方があります。我が家は稼ぎ方で教育することにしました。お手伝いをしてお金を渡すということですが、ある程度の金額を与える、そして、毎日
続けさせるということです。この、継続がかなり重要だと思います。
でも、実際やってみると、予想以上の得られるものが多くありました。
この記事を最後まで読めば、子育ての軸みたいなものが見つけてもらえると思います。
- 共働きである
- お金の教育を考えている
- 子どもの忍耐力を鍛えたい
好きなところからどうぞ
お金はどうやって教える?
まず、子どもにお金をどう与えていますか?
必要な時にその都度与える?
それとも、おこづかい?
必要なお金は年齢と共に金額は上がりますね。金銭感覚も心配になります。
おこづかいでしたら、中学生なら3000円?高校生なら5000円くらいでしょうか?
我が家では中学生で4000円ほど、高校生なら8000円くらいです。
少し多めでしょうか?
お手伝いを仕事にしてみる
我が家では家のお手伝いをしてお金を渡しています。
報酬があるので、お手伝いではなく、仕事と言います。
年齢によって仕事は変え、本人の能力も考えて仕事を与えます。
仕事によって金額も変わり、細かい仕事を何個か与えることも有りです。
仕事の内容
これは、出来ることをさせてください。これはすごく大事です。
出来ることなら頑張れます。
工夫も出来ます。要領もつかむ事ができ時間が短縮できたり、簡単にこなせるようになります。慣れると簡単というのも分かってほしいです。
仕事はしんどいものではありません。生活の一部です。
楽してお金をもらえれば、それがいちばんです。
毎日させる
仕事は毎日です。休みは必要ありませんよ。家事に休みはありません。
毎日することにメリットも必要です。
一週間ごとにお金を渡すので、7日間休むことなく続けると皆勤手当を付けます。
「今日は、テスト勉強をするから出来ない」は,通用しません。
体調が悪く寝込んでしまったら皆勤手当がなくなります。
体調管理、時間管理も大事な仕事のひとつです。
うちの息子は多少熱が出ても仕事はしていました。塾で帰りが遅くなっても11時過ぎにキッチンに立ち、自分の仕事の食器洗いをしていました。
そのお金で友達との交際費、ゲームの購入、ゲームの課金を支払ってもらいます。
基本、何にお金を使っても自由。自分で働いたお金ですから。
子どもの仕事を必要としていると子どもに分かってもらう
仕事をしてもらわないと、家族みんなが困ります。家庭が回らなくなります。
私と契約(約束)をしていますので、テストとか友だちとの約束は出来ない理由にはなりません。ここは、徹底してください。
たとえば、テストの点数が悪かったり、忘れ物が多くても怒りません。
それは、子どもが困ることだからです。
忘れ物をしても、点数が悪くても私は困りません。いや、実際は困りますけど、困ってない振りをするということです。これも子どもに分かりやすくするためです。
ここまでしないと仕事の必要性は伝わりません。
子どもに分かりやすくなければいけません。
ただ、そこが理解できない子もいます。毎日することに文句を言う子もいます。理解ができなければ何度も説明をします。これは、仕事ですから嫌々してもお金はもらえません。
ですので、本人が納得するまで仕事はさせません。
ただ、仕事をしないとお金はもらえません。
いったん納得はしますが、また、文句を言う子は当然います。
仕事をするからお金がもらえるのではなく、仕事があるから
お金がもらえるのです。
これは、分かるまで説明するしかありません。
ここを理解ができないと大人になってから困ります。
自然と自己肯定感が高くなる
もちろん、年齢も関係あると思いますが性格や仕事の向き合い方が子どもによって違います。
仕事はやってみて感じることがいっぱいあります。これは、体験しないと分かりません。
我慢をしてお金がもらえる…そして、責任感も出てきます。仕事をすると家族が喜びます。少なくとも母は喜んでいます。
我が家のように共稼ぎのご家庭も多いと思います。本当に助かります。感謝される喜びも味わってもらいましょう。
うちでは、毎週月曜日にお金を渡していますが、「本当にありがとう。助かりました」と言って渡します。心から思っています。テストの点数が悪かろうが、不登校であろうが、家にはしっかり居場所がある…必要とされてる。
それは、言葉ではなく身体で感じてるはずです。
自分のためにがんばり続けるのは大変ですが、ひとのためならがんばれます。仕事はそうゆうものです。
勉強と仕事の違い
勉強を第一と考えていらっしゃるご家庭もあると思います。
そのお考えもすごく立派だと思います。
教育には莫大なお金、労力が必要です。
それが出来る親というだけでも尊敬します。
ただ、勉強には正解があり、まじめにコツコツすると誰でも成果が出やすいですが、
仕事は工夫と要領です。
うまくすれば時間を短縮できます。失敗しても挽回できます。失敗した経験値を生かし、レベルアップも可能です。
仕事を通して子どもが変わる
このお金の教育で、上の子が下の子の仕事の指導をしたり、良い習慣が出来ています。
長男は21歳、次男18歳ですが我が家は反抗期はありません。
理由は分かりませんが、反抗すると仕事に支障が出るからかもしれません。
ある程度、コミュニケーションを取っていた方が仕事はやりやすいからでしょう。
お金を支払ってもらう人と良い関係を築くのも大事な仕事ですよね。
自分に有利です。
仕事を通じて親子の関係は良くなってると思います。
仕事の内容、金額
仕事の内容、金額を詳しくお伝えします。
働くというのは、多少の我慢が必要になります。毎日ですから、めんどくさい、だるい、気分が乗らない…もちろん、あります。大人もありますから…
でも、それは許されません。仕事ですから。仕事をしてお金をもらうことに責任を感じてもらわなくてはいけません。めんどくさい気持ちと日々、戦ってもらいましょう。
負ける時もあります。でも、戦う…乗り越えられます。
それが、親も子も自信になります。それが、子どもの武器にもなるんですよ。
長男の場合
中学1年から始めました。2学期後半くらいです。
晩ご飯の食器の洗い物です。1回100円、1週間で皆勤付きで1000円
1ヶ月で4000円になります。
もちろん、洗い直しもありましたが(これは、私が)段々と上手くなっていきました。
塾から帰ってからも、お風呂に入って11時半過ぎキッチンに行き、洗い物をしていました。
高校生になったら
レベルアップ
お金がもっと必要になります。
洗い物はかなり上手くなり、調理中の鍋も水につけてたら、洗ってくれてました。
そこで、洗い物200円洗濯物を畳むを100円、1週間で2000円、1ヶ月8000円。
皆勤を付けなくてもしっかり習慣になっていました。
長男は、居酒屋に行っても洗い物が気になるそうです。量とか重なり具合とかが気になるそうです。
食器運びの妹にも水を食器の上まで
入れるように、何度も注意していました。
汚れた食器を重ねることに抵抗のある男子高校生はあまりいませんね。
次男の場合
彼は、発達障害で少々こだわりがあります。
中学のときは、朝、夕の犬の散歩です。1日100円。
1週間で1000円。1ヶ月4000円
ただ彼は、何度も嫌な顔をする、ぐずる…子どもかっ!何度も怒りました。
『仕事をするから、お金がもらえるんとちゃうで!仕事があるからお金がもらえるねんで!』と。そして、『勘違いするなっ!』と。
こうゆう、やりとりは何度かし、さすがに高校生になったら、これは、なくなったんです。成長したんですよ。すごいです。
次男も
高校生になったら…給料アップが必要です。
洗い物はダメでした。洗い物が増えるから食器をあまり使うなと。
めんどくさいけど…大人では考えない発想です。ここも楽しみましょう。
そこで、出来そうなやつ…
犬の散歩と主人のマッサージ。機械を使って15分
散歩は1日100円。マッサージ100円、1週間で皆勤付き1800円。
1ヶ月7200円。
そして、なんと値段交渉をしてきました。散歩の値段を上げてくれと。
質が上がればもちろん、アップはします…と私は拒否。
でも、交渉は長男にはなかったんです。
自分で納得できないことはちゃんと、言える…感動しました。
でも、拒否しました。根本的な考えが彼はあまいのです。
長女の場合
まだ、小学生ですが、「お金、くれるん?」と、言ってきたので小5から始めました。
晩ご飯の食器を並べることと、晩ご飯後のテーブルの上を片づける。
それと、犬のえさの用意、犬の水を替える。
1日100円、1週間で700円、1ヶ月1400円
テーブルの片づけは残り物を小鉢に移したり、冷蔵庫に入れたりと覚えることもたくさんあります。
使用済みのポン酢を常温で放置などもありますが、失敗は仕事をする上では
当たり前です。
習慣にするまでは大事
でも、教えれば出来るようになります。
上手くできなくても怒らずに何度も教えてあげてください。そして、出来たらほめる。『助かるわー』と、言葉にする。
すると、どんどんやる気を出してくれます。子どもはスゴイんですよ。
ぜひ、お試しください。