わが子を他の子と比べる…これは、ついやってしまいます。
幼少期などは発達などの目安としては必要かもしれませんが、子どもが成長するにつれて他の子と比べることにメリットは一切ないと思います。そして、誰も幸せにならない。それどころか、自分の子どもの将来に大きな問題が出る可能性があります。
ここでは、少し親の視点を変えるだけで少しお母さんの気持ちが楽になり、子どもに優しく接することができるようになるはずです。
- 自分の子どもが出来ない事が多い
- よその子がうらやましく思う
- 子育てのやり方が分からない
比べて分かってしまうこと
これは、「うちの子、出来てない!」と、いうことだけではないでしょうか。
幼稚園くらいから段々と個人差が出てきます。
お話が上手な子、運動ができる子、身体が大きい子、よく食べる子、比べたらきりがありません。これは、個人差であり、発達のスピードが違うので親があせってもどうにもなりません。これは本当に個人差があります。今は我が子がにこにこで毎日過ごしていることに感謝する…ここをしっかりと認識してみてください。
なぜ、他の子はできる?
子どもの時の出来る子は、とにかく楽しくやっている事が一番だと思います。
うちの息子たちも(現21歳、18歳)小学校からサッカーをしていましたが、毎回レギュラーで試合に出たり、活躍する子はだいたい決まっています。ただ、その子たちは、常にサッカーボールを触っていたり、すごくサッカーが好きな子なんです。うちの子みたいににわかサッカー少年とは全然違います。そして親がすごく熱心だったりします。
環境は子どもの成長と大きく関わるようです。
英語や読み書きも少し興味を出てきた頃に、その習い事をさせたりと親が上手に子どものやりたい事にアンテナを張り、そこを伸ばせる環境作りも大事です。
楽しくやれば集中するので伸びるきっかけになるはずです。
比べて良い時期
生まれて月齢が低い時期などは、同じ時期の子どもと比べ発達の進み具合の確認をし、あやして笑う、お座り、ハイハイ、つかまり立ちと正常に発達しているのかを知ることが必要になります。それを目安として専門機関などに相談ができ早期発見にもつながります。
早くに対処することによって症状が軽く済み大事に至らないことも多くあります。
遺伝子も関係
これは、いろんな本も出ていますが、体型、得意分野、そして環境なども含めると親の遺伝子が子どものできるに関わっているのは間違いなさそうです。出来ないことを出来るようにするのはかなり大変なようです。
身長が分かりやすいと思いますが、これは、なかなか本人の努力では何ともなりません。
習い事も子どものやる気に反応してさせてあげるのもある程度の親の財力が必要ですので、ここも環境ということになります。
では、親がふつーの凡人だったらどうすればいいのでしょうか?
成長した子どもを見てみると
まず、結論から言いますね。今思うと子どもの時のできるはあんまりあてになりません。
私も自分の子どもと他の子を比べて落ち込んでいた親のひとりです。
まさしく文武両道の子が近所にいてその子が良い高校に入りモヤモヤしていました。
実際、勉強が出来ても社会で必要とされる人間になるか…社会で生きていけるかがポイントではないでしょうか。
逆に子どもの時に出来ない事が多くて、挫折をした我が息子たちは自分たちを過大評価せず、与えられて出来た事に喜びを感じ幸せそうです。
少しずつの成功体験を積み重ね、やりたい事も出てきたようです。
そうすると、自信も出てきていい顔になってきました。社会に育ててもらったことに感謝しています。
一年前の我が子と比べてみて
同じ年の子どもでも親も違う、環境も違うのに比べても意味がないということです。
まして、出来ない事に悩むこともありません。出来る事をしたらいいんです。
今は昔と違い、努力、我慢ではなく楽しくすることが良いとされています。
子どもに自分の可能性を信じてもらい、色々とチャレンジをしてもらいましょう。
そして、比べるのは一年前の我が子です。すごく成長しているのが分かります。
そこで「すごいなー」と言葉に出して本人に伝えてください。親と子どもの精神が安定するのが一番です。どんな子どもでも大いに伸びしろは有りです。