お母さん!もっと楽しんで!
これで子どもはしあわせになる!
楽しく子育て

【高3進路が決まらない】親が子にしてあげられることはたった1つ!

高校生の進路で大きく人生が変わります。
今は、ほとんどが大学か専門学校に進学です。進学もやりたい事があればもちろん応援できますが、とりあえず入れるところ探しは後々の人生がしんどくなる可能性があります。親は子供のもっと先の将来を頭に置いて考えてあげましょう。

まず、好きでもないことは頑張れない。
大学出て良い会社に就職する…これが人生の目標ではどこかで人生の迷いがでてくるはずです。いや、必ず出てくるでしょう。時代は変わりました
子どもを信じて…いえ、子どもの可能性を信じてみませんか?
この記事を最後まで読めば少し視野が広くなり、お母さんの気持ちが楽になります。そして子どもはもっと楽になります。

この記事はこんな方におススメ
  • 子どもが進路を迷っている
  • 子どものやりたい事が見つからない
  • 親もお金がない

さあ、何ができる?と子どもの意見を聞く

高校の3年間、あっという間です。
特に、コロナ禍では色々な経験をできる機会が失われ可哀そうな子どもたちでした。

高2ぐらいからはある程度は進路も決まっていた方がいいかもしれません。情報収集などの時間が必要です。でも、やっぱり決まらない…やりたいことが見つからない…

そりゃそうですよ、経験値が少ないのにやりたいことが見つかるわけがありません。
では、出来ることは何か?それか、出来そうなこと…その辺りから考えさせてみてください。そして、進学のメリット、デメリット…就職のメリット、デメリットを整理させてみましょう。個人によってメリットデメリットは変わってくるはずです。子ども本人で考えるメリットデメリットをしっかりと整理をさせ、考えさせてみてください。子どもが考えるのがポイントだと思います。そうすると、何か見えてくるはずです。
ここで、親があれこれ言うと子どもの思考が停止します。たとえ浅はかな考えでも一旦、受け止めてください。子どもに考えさせるのです。自分の人生ですから。

では、大学へ進学する理由を一緒に考えてみる

うちの息子はやりたいことがありませんでした。ですので進学という選択は時間稼ぎという理由になります。これも、ひとつの方法だと思います。大学へ行けば人間関係も広がります。色んな人に出会い、そこで大きく自分の人生が変わる…人との出会いで人生は変わります。人脈は大きな財産です。
大学では専門分野も深く学べ、選択肢は必ず増えます。そして、自分の頭が成長する…
これも、時間をかけて将来を考えれる大きなメリットです。

2022年、現在21歳の長男の同級生たちは、コロナの時に大学に入学し、色んな経験が出来る時期がほぼホームステイ…新しい友達も出来ず、バイトも出来ない。
あっという間に3回生です。
これを経験できてよかったと考えるか不運と考えるのかはまだ分かりませんが、でも、この経験は貴重だったはずです。そう人生、何が起こるかわからない…コロナで先の未来の考え方が大きく変わった人は少なくないはずです。やっぱり絶対はないんです。
だったらもっと人生を自由に選択してもいいかも知れません。

最初は息子も大学に行くつもりでした。
でも、やりたい勉強もない…しかも勉強がきらいだと言うではありませんか。「では、働きなさい。働いてお金を稼ぎなさい」と。
「とりあえず、大学…なんてお金はうちにはありません」と本人に伝えました

奨学金を詳しく説明します

長男

奨学金で行ったらいいんちゃう?

これは、借金です。
勉強嫌いなのに大学進学のために奨学金?…これは、大学進学が目標になっています。
すぐ、却下!!
奨学金には、給付型(返済不要)貸付型(借金)があります。
もちろん給付型は成績が優秀で、家計状況が厳しいことが条件で審査が厳しいです。
ですので、ほとんどの人は貸付型で借りています。2.6人に1人の割合で借りているのが貸付型です。

月々の返済額、期間

平均借入額、324万
月々の返済額、16.880円
返済期間、14.7年

30代後半まで返済することになります。
結婚、出産、マイホームなどを奨学金の返済であきらめてる方も少なくありません。

奨学金を受けたその後の人生

東洋経済オンラインが独自で奨学金を借りた子のその後の人生を取材しています。借りてよかったという子も多いようです。

家が貧困でこの状況から抜け出すために、大学を目指す。

負のスパイラルから抜け出す…素晴らしい。
この子たちはしっかり勉強して、国公立大学、有名私大を出ています

うちの息子のように、ある程度、物を与えられている子はハングリー精神がありません。我が家のような中流?いや、下流家庭では仕方がないですが…。

親が大学資金を出せるご家庭は、もちろん進学は大賛成です。
4年間で大きく成長します。いちばん伸びしろが大きい時期ではないでしょうか?うちもお金に余裕があれば進学させたいですが、我が家は余裕がありません。
子どもへ投資…?いや、投資はおかしい…子どもは親の所有物ではありません。
しかも、ろくに勉強もしてないのですから、多少の挫折もさせなくてはいけません。何でも親から与えてもらえると思ったら大間違いです。
それに、私は子どものためのとりあえずの大学はお金のリスクが高すぎると考えました。
親もこれからの人生があります。やっぱり親も人間、自分の人生を楽しみたいのです。それに老後資金も必要ですから。

だったら、子どもを社会に出してみましょう。

高卒で就職もありです

やりたいことなければ、まず、働いてみる。簡単なことです。
2~3年働けば何か見つかります。仕事もいろんな職業がありますが、自分が出来そうな事でいいんです。息子は、自衛官という職種を選びました。ふつーの思いっきり文系の息子です。少し不安でしたが、自分で初めて決めた道です。自分で決めた選択に間違いはありません。「立派な仕事やで」と応援しました。

自分探しをしている時間はありません。とにかく前へ進む。考えずに行動です。今から経験を積み重ねていくのです。仕事が合わなければ辞めればいいんです。今はそんな世の中です。うちの息子のように無知も大きな武器になるようです
3年、しっかりと自衛官を務めました。

2023年には、航空自衛隊に行き、なんとなく自分の目指すものが見えてきているようです。
そして、勉強をしてこなかったことを後悔していました。ですので、たぶん今の状況は彼の思い描いていた将来ではないみたいですが、それでいいんです。挫折して自分の出来ないことと向き合い、努力して成長できるのですから。そして、必ず自分のできることを見つけてきます。大丈夫です。子どももしっかり考えています。

2025年春、高卒の求人が過去最高

2024年の10月5日の読売新聞の夕刊に、来年春の卒業予定の求人が過去最高を更新した事が記載されていました。人手不足で若手人材の獲得競争が激しくなっていて、企業は若いうちから管理職に登用するなど高卒社員の活躍の場を広げているそうです。

紙面の内容によると、人手不足で大卒の採用が難しくなり、社員の構成年齢も上がっており若手人材の中で高卒社員は20歳代の活躍期間が長く、サービス業や製造業を中心に採用意欲が高まっているとのこと。例えば、回転ずしチェーン「スシロー」では高校1年からスシローでアルバイトを始めた子が、高校卒で正社員登用に応募し、その後ドバイ万博の出店スタッフなどを経て21歳で店長に昇進したそうです。スシロー店長の平均年収は621万。全国650店舗の2割は20歳代が占めるそうです。20代で年収が600万。これは、まさしく勝ち組ではないでしょうか。

今や給料や昇進も高卒と大卒で差はなく、実務経験が長い分、高卒は若くして昇進できると考える企業もあります。

社会に出るということは…

まだまだ、精神年齢は子どもです。理不尽を正当化してくる…
ネットの情報を鵜呑みにする…そんな子が社会に…心配ですよね?

でも、大丈夫です。
社会に出たら社会が育ててくれます
親の教えより、上司が教育してくれます。息子の上司はお正月休みに、本を一冊読むという宿題を出して下さいました。それをみんなの前で発表するらしいです。これも仕事なんです。人間力も育ちそうです。そして、会社には同期がいます。年齢の違う同期もいるでしょう。その同期たちが子どもを支えてくれます。親は子どもが見ている社会の様子を教えてもらってください。そこで親も子どもの成長を確認できることでしょう。

社会に出て、仕事をしてお金をもらう…
これほど立派なことはありません。
いや、これを目指して勉強してきているのです。
金額の大きさは問題ではありません。
仕事をしてお金をもらえるのは、人の役に立っているのです。

何度も言いますが、進学を否定しているのではありません。
進学もやりたい事があるのなら大いに賛成です。収入も大きく変わってきますから。
可能性も広がります。でも、進学を目標にするのはとても危険なことです。進学した先の未来を目標にしなければいけません。

子育ての最終目標

わたしの意見ですが、ただ、多額のお金をかけて大学に行かせる事に疑問がありました。息子のように勉強の苦手な子は、大学に行くのが目標にもなりかねません。
大卒が武器と思われると本末転倒です。

世界ナンバーワンのモーターメーカーの日本電産の創業者であり、現会長の永守重信氏は「大声試験」声が大きかった者からの採用や「早飯試験」弁当を早く食べた者から採用、試験会場に早く来た順に採用したりとこれは、見事にみんな活躍し的外れではなかったと永守氏の著書『大学で何を学ぶか』に書かれています。

今は知能IQよりも心の指数EQが仕事には必要と言われています。感情をコントロールする力です。


高卒の仕事は溢れています。大卒だと就活も大変だと聞きます。高卒で4年働いても23歳です。そこから進路を考えても遅くはありません。少なくなりましたが夜間大学などもあります。少し子どもと距離を取り自分で進路を決めさせてはどうでしょうか?

子育てのゴールは社会に出て自立をしてもらうことです。
自分で税金、保険、年金を払ってもらうことです。

社会に出てからも、学ぶことはできます。学校の勉強と違い、興味のあること、仕事に関係することなので子どもたちの成長ぶりはすごいです。そう、私たち親がしてあげれることは
子どもを信じるということです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)